読書会当日にご披露できなかったお話と追加でいただいた情報を掲載しています。
その1 ディック・フランシスにまつわる思い出話(@hina_shellaさんより)
@hina_shellaさんが第8回名古屋読書会のためにお寄せいただいた25年前のディック・フランシスにまつわる思い出話。
その1 ディック・フランシスにまつわる思い出話(@hina_shellaさんより)
@hina_shellaさんが第8回名古屋読書会のためにお寄せいただいた25年前のディック・フランシスにまつわる思い出話。
諸般の事情で参加者の皆さんの前で披露することができなかったため、ここに掲載させていただきます。@hina_shellaさん、ありがとうございました。
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話は25年前に溯ります。ある晩、仕事から帰ってきた母が言いました。
「ディック・フランシスって知ってる?今日会ったけど。元騎手だけあって小さくて大人しくて感じのいいお爺さんだったわよアハハ」
母が参加したレセプションの主賓がフランシス夫妻だったというのです。ジャパンカップのゲストとして来日され、まだまだ若かった武豊と引き合わされたりしていたようです。
同じテーブルに座ることになった母は、こう訊いたそうです。「あなたの本を読んだことが無いんだけど、まずはどれから読むのがお薦めですか?」なんとまあ、畏れ多くも。
さて、フランシスは何と答えたでしょうか。1988年11月の出来事だというのもお忘れなく。
少し考え、彼はこう言ったそうです。
「そうですね。まずは"Odds Against" "Whip Hand"を読んでもらえると嬉しいかな」
その話を聞いた翌日、図書館に走り原題を調べたのはいうまでもありません。
ファンの皆様ならおわかりでしょう。 『大穴』『利腕』この二冊です。納得しつつも拍子抜けしました。意外性なさすぎ!
我が母は本当に『大穴』から読み始め、競馬シリーズの大ファンになりました。
「ああいう大人しいタイプはね、寡になるとダメなのよ!だから最近はイマイチ」など言いつつ、ほぼ全作品を読んだのではないでしょうか。
あのときの日本人女性がファンになるとも、遠い日本でそこまで言われるとも、フランシス自身予想していなかったでしょうけれど……。
その2 ビーフティ?ビーフジュース?の正体について(田口俊樹さんより主にCチームの皆さんへ)
その2 ビーフティ?ビーフジュース?の正体について(田口俊樹さんより主にCチームの皆さんへ)
アクセントbeef tea
【名詞】【不可算名詞】
ビーフティー 《濃い牛肉のスープ; 病弱者用》
イギリスに長く住んでいた主婦の方からは、
もしかしてBovrilのことでしょうか。それでしたら、どこでも売っています。むかしは駅のキヨスクでも溶いたものをスープとして売っていました。
スーパーで売っているのは瓶入りのスープの素みたいなもので、お湯で溶いてスープとして飲んだりグレイヴィの味付けにしたりするようです。代々の瓶は骨董品の価値があるようです。
という答をもらいました。
これでたぶん答になっていると思います。
よしなに。
田口